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アーティスreiの部屋です。作品を掲載したり美術批評したり。

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ムンク展

   

明けましておめでとうございます。

だいぶご無沙汰しておりました。
正月休み中、ブログを更新できなくきにはなっておりましたが、
実は日産から先頃発売されましたクルマが年末納車され慣らしに夢中展覧会も見に行っておりませんでした。
やっと先日、西洋美術館のムンク展を見て参りました。
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/munch/

日本でも大変人気のあるムンクではございますが、私実はじっくりとムンクを見た記憶がございません。というかあまり気にしておりませんでした。

今回の展覧会は「装飾画家」としてのムンクと言う切り口で企画しており、ムンクの絵画の装飾性が際立った展覧会となっておりました。それはそれで大変分かりやすく親切な展覧会と評価しております。

ただ、私にとっては純粋にムンクの絵画の表現力、芸術性を再認識させられた展覧会となりました。

ムンク自身が区分しているように「愛の芽生え」「愛の開花と移ろい」「生の不安」「死」と言うそれぞれのテーマが、これ以上伝えようがないほどの表現力で伝わってきました。
近くで見ると本当にざっくりと描いてるように見えます。なぜこんな書き方でこれほどそのテーマを伝えることが可能なのか?
絵画の力を改めて思い知らされました。

色使いも暗い印象しかなかったのですが、鮮やかな赤の色使いが目立ち、それがまた装飾的に見えたりしてとても華やかな印象をもちながらも「生や死や愛」の不安が感じ取れます。

「叫び」などで有名なグニャグニャの線が不安を表してるのではなく、部分的な鮮やかな色使いやその装飾性が不安を表現するのに役立っているようです。

時代ごとに順をおった展示の最後の方でオスロ市役所の市庁舎の装飾を依頼されるのですが、労働者をテーマにした大作「雪の中の労働者」は圧巻でした。

新年早々良い展覧会を見れて非常にすっきりしております。
昨年から印象派近辺の作家たちの作品を見直す機会が多く、これからは食わず嫌いせずにこの手の展覧会を積極的に見て行こうと思います。

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