アーティストファイル

アーティスreiの部屋です。作品を掲載したり美術批評したり。

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川俣正 「通路」展

   

現在東京都現代美術館で開催中の川俣正展。
http://www.kawamata.mot-art-museum.jp/

彼の仕事はもちろん知っておりましたが、今回初めて展覧会という形で見ました。
この建築物ともインスタレーションとも言えるような作品に対して、以前は評価出来なかった私ですが、今回のプオジェクトを非常に楽しく見させてもらいました。
美術館全体を通路にみたてて、そこを通る観客が打ち合わせや作業中の作家やスタッフたちと対話したり目撃できたりと、プロジェクトそのものに参加出来る仕組みになってます。

私も現場にいたスタッフの何人かない質問を投げかけたりしてみました。

興味を持ったプロジェクトは
「サバイバルイン東京・ラボ」
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主に路上生活者の生活環境をリサーチしていくプロジェクトですが、川俣氏は「公共の場で、きわめて個人的な表現をすること」にむかしから関心を持っておりそのようなプロジェクトとして様々なインスタレーションをしてます。
当然ホームレスの人々は、公共の場に許可もなく住宅を建設し生活してる訳ですし。きわめてアート的な表現をしてる訳で、その実態を調査することで公共の場での個人的な表現の何かが見えるのかもしれません。

もちろんんホームレスの人々はアート表現とは無関係のところで取っている行動なのですが。
会期が終わる4/13まで、これらのプロジェクトは進行していくということですので、後半にサイド訪れれば何かが見えるかもしれません。

また、コールマンラボというプロジェクトも興味を引きました。
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一時代を支えた全国各地の炭坑の歴史や写真を展示しながら文化や歴史を振り返りながら、産業遺産としての活用も含め現代におけるコールマンの意味を議論し、今後の実践につなげていくプロジェクトです。
山ほどの参考資料や書籍もありましたが、いにしえに炭坑を題材になにが見えてくるのか?
なぜか非常に興味を引きました。

この展覧会を見た後には、川俣正氏の著書「アートレスト-マイノリティとしての現代美術」を買って読んでおります。

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