アーティストファイル

アーティスreiの部屋です。作品を掲載したり美術批評したり。

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松井冬子・成山画廊

   

靖国神社近くのビルの2階にある小さな画廊に足を運んだ。
そこは入った瞬間妖気?が漂う空間で、まるで澁澤龍彦の空想美術館のような雰囲気がありました。

そこに展示されているのは6点の松井冬子の作品。
う~ん。なんと言っていいのか?
絹本(けんぽん)に描かれたその絵は、今風の作品を見慣れてる私の目には少なからずショックでした。

狭い画廊の奥には、長髪で黒スーツのおじさんが1人黙々とパソコンに向かっておりました。ちょっと麻原彰晃のようなその人に作品についての質問を投げかけてみると、丁寧に答えてくれました。そして今月の美術手帳に「松井」の特集が40Pに渡って組んでると親切に教えてくれました。
そういえば、今日17日は美術手帳の発売日でした。
頂いた名刺を見ると「有限会社成山光明」代表取締役成山光明とかかれてます。
ちょっと変わってるなとは思いましたが、後で買った美術手帳をみると、彼の記事が2P掲載されていました。
なんでも、松井をサポートし売り出した本人でもあるようで、一度も会社勤めの経験はなく趣味で好きなものを集めており、その延長で今に至ってるようなことが書かれていました。
松井とはとても仕事がしやすいとも言ってるようです。

時代に逆行するようなに世間にこびずに自分の好みを押し通すそのスタンスはちょっと尊敬に値します。
自分にはそれだけの覚悟があるのだろうか?
そんな変人の画商とやはり変人松井冬子。
ユーチューブなどでのインタビューを見るとポーズかなとも思われましたが、やっぱり彼女変だ(笑)
なるほどこんなところにも彼女を支えるスタッフがと関心して帰ってきました。

今回の展覧会のテーマはNarcissusということですが、
http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html
彼女の絵に描かれている「痛み」「恐怖」「暴力」。
彼女が表現するそれらは直接的ではあるのだが妖艶でなにか昇華された崇高さを持って私の心に迫ってくる。
美術手帳を読んだあとにまたこの作品と対峙するとよりいっそうそう思えるのではないかと思います。
幸い展覧会は2/23まで。時間は十分ある。
先月号とはうって変わって役に立つ美術手帳を読み込んで少しでも作品を理解したいと思いました。

このような類の作品は最近あまり興味がなかったのですが、考えてみればダビンチやフィリッポリッピ大好きですし、ボッシュの快楽の園のフィギャーなども持ってるし・・・・
結構痛いとこつかれちゃうかも。
なんか松井にのめり込んでいきそうな予感が少しあったりして、怖いのですが(笑)

 

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